あまり知られていない傑作ギャンブル映画5本

『テキサスの五人の仲間』

この映画は1966年に制作された、監督兼プロデューサーのフィルダー・クックによる作品です。ジャンルとしては西部劇で、ラレドというテキサス州の小さな町が舞台となっています。5人の大富豪たちが年に一度のポーカー大会をするためにテキサスのこの町に集まります。息子と共にある夫婦が農場を購入するためにその町を通りかかった時に、馬車の車輪が壊れてしまいます。かつてギャンブル狂だった夫は、このポーカー大会のことを聞きつけた途端に当時の興奮を思い出し、ゲームに参加することを決め、農場を買うために持っていた一家の貯金を賭けに使ってしまいます。持ち金をすべて失い倒れてしまった夫を見た妻は、失ったお金を取り戻そうとゲームに参加し、ルールも分からないまま最後の大勝負に調達したお金をすべてつぎ込むのですが…その後の展開は映画を観てのお楽しみです。スリルに満ちた奇想天外な展開に目が離せません。

『奇跡が降る町』

1991年に制作されたアメリカのコメディードラマで、監督はジョージ・ギャロ、主演はダニー・アイエロ、アンソニー・ラパーリア、それにレイニー・カザンです。ストーリーは主人公のフランク(息子)を中心に展開します。彼が買った宝くじの勝率がかなり高いことが判明します。ところが、ギャンブルで暴力団から借金を抱えていた父親のフランクは、息子の買った宝くじを奪いたい衝動に駆られます。この映画を観ると、フランクが当たりくじにどう対処しようか迷う気持ちに同感されることでしょう。様々な人間のひねくれた性格の描写がこの映画の魅力で、観客たちを魅了しました。また、本作は実話が元になっているため、その手の映画が好きな方にはぜひ見ていただきたい作品です。

『ワイルド・ギャンブル』

これは2015年に制作されたアメリカ版コメディーで、有名俳優のライアン・レイノルズが、町のあちこちを渡り歩いてギャンブルで生計を立てている主役の若者を演じています。ある日彼はカジノで、不動産会社に勤めながら、ギャンブルで悪戦苦闘しているギャンブラーと出会います。すぐに打ち解けて、お酒を飲みながら意気投合した二人は、その後闘犬の賭けで大金を勝ち取るのですが、その勝利は友達が賭けた結果によるものでした。この冒険満載の映画は、カジノを訪れ、ポーカーに大金を賭けるなどの冒険が待つミシシッピーまでの旅路で培われる二人の友情にもふれることができます。旅の道中で起きる二人の感情の浮き沈みが、とても興味深い魅力溢れるストーリーです。

『ラスベガスをやっつけろ』

カジノで有名な街ラスベガスは、この映画の舞台にもなっています。1988年制作のアメリカのコメディで、かなりユニークなギャンブル映画です。ストーリーは、オートバイ・レースの取材でラスベガスへ向かう二人の男たちが、旅の道中に幻覚症状を起こすドラッグを摂取して、カジノで散々トラブルを起こします。この映画には、LSDを大量に服用すれば世の中は良くなると信じていたヒッピー運動への批判も込められています。

『シェイド』

この映画は2003年に制作された犯罪映画ファン向けの作品です。ダミアン・ニーマンの脚本・監督によるアメリカ版フィルム・ノワールの犯罪ホラー映画です。事件はポーカーゲームの最中に起こります。そのゲームが強盗にあった時、ある男が穴の空いたカードでイカサマをしたことが判明します。その男と強盗は金を巡ってカードで対戦することに同意します。強盗がキングを、男がスペードのエースを出したその途端、二人は共に銃に手を伸ばしました。先に撃った男の銃が強盗を撃ち抜いた瞬間、血しぶきがエースのカードに飛び散って… このエキサイティングなホラー映画からは片時も目が離せません。最初から最後まで予想外の展開が続き、まるで自分が映画の中に入り込んだかのような気分にさせられるでしょう

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